〈さかい介護連携促進協会〉代表理事 上野 禎実

――  事業内容を具体的に教えてください。
当協会は、堺市内の医療・介護従事者や事業所のための交流会やマッチングを企画・運営する社団法人です。まず事業をはじめるきっかけは、堺市の福祉業界は横のつながりや、圏域を越えた交流というものがほとんどありませんでした。ですので、福祉業界に関わる他業種の方たちが集まれる「ゆるり」という他業種交流会を始めることにしました。こちらでは介護職・ケアマネージャー・医師・看護師・セラピストなどが「ゆるくつながる」をコンセプトに行われる勉強・交流会となっており、リラックスした居心地の良い空間作りにもこだわり、人と人とのつながりを育む会です。いまやキャンセル待ちが出るほどの会に成長しました。そして次に、自宅で介護をしている方に対して、役立つ情報を発信するために、ポッドキャストを使った「ゆるりぽっど」というインターネットラジオを始めました。こちらでは介護業界のあらゆるプロの方をゲストとしてお招きし、役立つ情報を発信し、自宅で介護をされて忙しい方に家事をしながら聞いていただけるようにしています。次に、「音楽フェス」です。こちらはドクターや看護師などの医療関係者と交流を深めるための音楽フェスです。普段は中々とドクターと直接お話する機会がなかったりしますが、音楽という趣味や価値観を通じて交流を深めることが出来とても人気があります。次に、有料老人ホームも横のつながりや連携というものがほとんどありませんでしたので、有料老人ホーム特化した交流会「さかい有料老人ホーム・サ高住連絡会」を始めました。こちらでは、施設間の交流を深め、つながりを大切にし、情報やノウハウを共有場所です。ある時、行政の介護事業課から連絡があり、こういった有料老人ホームの交流会というものがあまりないので活動を紹介させてほしいと依頼があり、大阪府の福祉部高齢介護室介護事業者課の好事例集に、さかその活動が紹介されました。その他にもいろいろな交流会を行っています。

――  いろいろな事業をされる中でのビジョン(目標)を教えてください。
福祉業界は、顔の見える連携というものを大切にしていますが、実際に出来ているところは少ないのではないかと思います。顔の見える連携を行うには、お互いの仕事の良いところ悪いところを理解し尊重した上で行わないと出来ないと思います。また上下関係やプライドが邪魔をし、顔の見える連携に結びつかないことがあります。そういった背景から当協会では、交流を通じ相手のことを理解していただき、顔の見える連携に結びつけ、福祉業界のサービスの向上品質につなげることを目標としています。

――  人生100年時代についてどのようにお考えでしょうか?
医療の進歩や食生活によって寿命が長くなって来ています。その中で人生100年時代をどう生きていくのかというところが重要になってきます、結論から申し上げますと、人生100年時代を有効に過ごすには「情報力」です。例えば、スマートフォンの機能を使えるようになると解決出来ることがたくさんあります。ある若年性認知症の方の場合、朝起きると昨日のことを忘れているのですが、スマートフォンのアプリを使って一日のスケジュールを管理したり、財布をどこにおいたかをセンサーで見つけることが出来たりします。また足腰が弱い方は買い物に行くのも大変ですが、ネットショッピングから自分で簡単に買い物が出来ます。また最近話題になっているクラブハウスという音声SNSを使えば、孤独からも解消されます。このようにスマートフォンやインターネットなどを使える人使えない人では、人生100年時代の過ごし方は大きく変わってきますので、そういった情報を「さかそ!100年ライフ!」で発信しています。

――  この仕事をしてて嬉しかったことはなんですか?
また悲しかった辛かったことはありますか?
まず、嬉しかったことは、ゲストに出演いただいた方とお話させていただくなかで、意外な方とつながっていき、思いもよらぬ化学反応が起き解決できないと思っていたことが解決できたことです。
悲しかったことは、明らかに業界にとって良い事。多くの方を救うことができる発信をしているのに、届けたい方に届かなった、響かなかった時です。

――  今、特に力を入れている事はありますか?
AIやICT、介護ロボットです。先程のスマートフォンの話もそうなんですが、やはりこれからの時代はこういった技術が必要になってくると思いますので積極的に発信しています。例えば、Hellolightをいう商品があるのですが、こちらは家の電球が3日間つかなかったら自動的に家族へメールが届くようになっています。これでしたら機械が弱い方でも簡単に取り組むことが出来るのでおすすめです。

――  新型コロナウイルスの影響はありますか?
当協会は、交流会などの人が集まるイベントを行っていますので大影響を受けています。現在はコロナ対策版として、「さかい有料老人ホーム・サ高住連絡会」と「さかそ!100年ライフ」そして「あい情報」の3つの事業にしぼり、Z00MやYOUTUBE・SNSなどで開催しています。以前のような人数は集まりませんが、堺市以外の他府県の方との新しい出会いがあったりと新たな発見にはつながっています。

――  堺市で事業を行う会社として今の堺市をどう思いますか?
難しい質問ですが福祉について、民間と行政が力を合わせて取り組むことが理想ではありますが行政の立場的に出来ないことなどありますので簡単ではありません。しかし新型コロナウイルス感染症に対する、フローやまとめサイト、衛生用品のフォローやPCR集中検査など迅速に対応してくださり感謝してます。

――  SDGsについてどのようにお考えですか?
また何は取り組みは行っていますか?
以前、「さかそ!100年ライフ!」のゲストにSDGs健康経営ラボの方にSDGsについてお話して頂いたことがあります。当協会では、まず「3.すべての人に健康と福祉を」に大きく関わります。次に交流会を通じて沢山の方と連携していますので「17.パートナーシップで目標を達成しよう」につながります。そして、さかそ!100年ライフを通じて「11.住み続けられるまちづくりを」にもつながって行くと思います。今後はこのSDGsの目標を見える化することで事業の発展にもつながって行くのではないかと思います。

――  今後の目標をお聞かせください。
見守りの商品など介護の商品開発を行っている会社がたくさんありまして、開発者たちは利用者の声を聞きたいと思っています。そのために介護業界の方と話がしたいのですが、連絡してもなかなか相手にしてもらえないそうなんです。実際に利用されている方の声を聞き、より良い商品をつくりたいのです。そういった情報提供できるのは、利用者の生活を最前線でサポートしているヘルパーさんだと思うのです。ですので、ヘルパーさんは利用者の介護をするだけではなく、この利用者に必要なことは何かとアンテナ立てれるようになったら企業の方との接点が生まれるのではないかと思いますので現在、企業とヘルパーさんをつなぐためにいろいろと模索しているところです。

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