〈ヤオヨロズヤ〉理事長 増田 靖

――  いろいろな事業を展開されている増田さんの仕事内容を教えてください。
まず私は、「NPO法人ASUの会ヤオヨロズヤ」の理事長をしておりまして、こちらは農業を用いた障がい者向けの就労支援を行っています。次に、「株式会社ふくのこ」では代表をしており、こちらは企業と福祉を繋ぐための事業を行っています。現在、日本酒づくりと都市型農業のマーケットを進めています。いずれも、障がいのある方も無い方も、その人らしく豊かに生きていこうというビジョンの元に事業を行っています。次に、「NPO法人ASOBIBA」という、子どもたちの教育を行うためのフリースクールがありまして、17歳の女の子が代表をしており、私はサポートという形で理事をしております。あと「一般社団法人71labo」でも理事をしておりまして、ここはイベントや文化の発信と多世代の人々の交流を目的とした多目的基地のような場所です。これら4つの事業に関わっています。

――  仕事をする上で大切にしていることはありますか?
やはり人ですね。人を信じることが一番大切だと思います。自分の気持ちをオープンにすると相手も心を開いてくれますので、信頼できる関係性を築くことができます。私一人だけでは何も出来ませんので、人を信じ共に助け合い物事を進めていくことが大事だと思います。

――  この仕事をしてて嬉しかったことはなんですか?
また悲しかった辛かったことはありますか?
一番嬉しかったことは、日本酒づくりですね。私は元々日本酒が好きで、ある時、ソーシャルイノベーションの社会活動の集まりに参加しました。そこは千葉県にある、寺田本家という素晴らしい日本酒を造っている造り酒屋ですが、ホームページを見ていたら、無性に酒蔵や田植えを見たくなり、体験ができると書いてあったので間髪入れずに申し込み、新幹線に乗って日帰りで行きました。昼頃について、まず田植えをさせていただいたのですが、その時の空気感がとても気持ちよくて感動しました。お昼ごはんは参加者たちが一品を持ち寄りシェアし、寺田本家さんがお酒を振る舞っていただき、はじめましての人たちとお酒を飲み交わし交流しました。そしてここの杜氏さんが、たまたま堺市が地元の方で、しかもご近所さんでした。すぐに意気投合し、堺のお酒作りたいですね。という話になりそこから堺の日本酒造りが始まったんですよ。それが一番うれしかったですね!
辛かったことは、創業してから一年半くらいはお客さんが全く集まらなかったので、資金面で苦労しました。今思うと地獄でしたね。でもそこから少しずつ人が集まるようになり現在に至ります。

――  いろいろな事業をされる中でのビジョン(目標)を教えてください。
福祉には、福子思想という考え方がありまして、障害のある方、また社会的弱者の方を真ん中においた物の考え方をすることで自分が豊かになり、周りの人たちを幸せにすることができるという考え方です。ヤオヨロズヤはその考えを元に50年先の子どもたちにとって持続可能な社会を作るために活動していきたいということが目標ですね。

――  今、特に力を入れている事はありますか?
1つは、ヤオヨロズヤでの就労支援の事業展開。2つ目は、これから行っていくことですが、これまで私が出会った方々の中でのマッチングのサポートを行い、沢山の人と人をつなげていくことです。人生の残りの時間は限られていますので、自分ひとりでは世の中のあらゆる社会課題は解決出来ません。皆さんの専門的な知識や技術をお借りし、私が目指す50年先の地域社会を達成したいと思っています。そして人と人をつなげ、皆さんにどんどん儲けていただき、堺の中でお金を回してもらう。そうやって堺商人はこれまで街を作ってきました。それに憧れますね。

――  人生100年時代についてどのようにお考えでしょうか?
私はもうすぐ人生の半分に到達しますので折返し地点にいます。ですので今までお世話になった分を返していかなければということに気づきはじめたところです。今までは自分のためだけにやってきましたが、家族のため、人のため、そして世の中のためにということを忘れてはいけないと思いますし、それを自然に思えるようになりたいです。そのためにはビジネスマンとして結果を残し価値観をもっともっと磨いていく必要があると思います。

――  新型コロナウイルスの影響はありますか?
ヤオヨロズヤは障がい者のための事業なのですが、コロナウイルスによって、行き場がなくなった方が増え、当社は忙しくなりました。これはようするに困っている人が増えたということになりますので、ヤオヨロズヤは福祉で豊かになるということは、社会がしんどくなるというとこになり、矛盾が生まれてしまうのです。

――  堺市で事業を行っている会社として今の堺市をどう思いますか?
民間と行政が一緒になって考える場があるといいですね。それが無理なら、こちらから提案してみるのも1つですね。自分が提案もしていないのに行政は何もやってくれないというのはおかしいと思います。いけるかは分かりませんが、言わないと伝わりませんので、こちらから提案をする形で行政と協力できたらいいですね。

――  SDGsについてどのようにお考えですか?
また何は取り組みは行っていますか?
SDGsの考え方がとても好きです。でも私の考えとしては、このそれぞれの目標に合わせて行動するというより、たまたま自分が行っていることは、この目標につながるんだと自然な形でSDGsに取り組んで行きたいと思っています。また福祉の仕事はSDGsに当てはまることが多いと思います。そんな中でヤオヨロズヤは次の目標とつながっていると思います。
「2.飢餓をゼロに」・「3.すべての人に健康と福祉を」・「4.質の高い教育をみんなに」・「8.働きがいも経済成長も」・「10.人や国の不平等をなくそう」・「11.住み続けられるまちづくりを」・「15.陸の豊かさも守ろう」・「16.平和と公正をすべての人に」・「17.パートナーシップで目標を達成しよう」

――  今後の目標をお聞かせください。
ヤオヨロズヤとして、一人ひとりが楽しく豊かに過ごせる社会を共に作って行きたいですね。もうひとつは、都市型農業の普及として農泊をやりたいと考えています。堺市の方に農業に触れてもらう機会を作り、癒やしの場を提供していきたいと思っています。

〒590-0114 堺市南区槇塚台3-1-7
NPO法人ASUの会 ヤオヨロズヤ
https://yaoyorozu-ya.com

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