〈PHOENIX ACADEMY〉代表取締役 太田 有紀

――  この事業を始めるきっかけと事業内容を教えて下さい。
私は福岡県飯塚市で生まれ育ちました。オーストラリアのシドニー工科大学を卒業後、現地の政府観光局や福岡県の商社などに勤めて、のちにこの堺市に来ることになりました。ある時、堺市にある幼稚園にて英語教室の立ち上げに関わったことがきっかけで、2018年にPHOENIX ACADEMYとして開業しました。2019年に法人化し、現在は英語を主とした教育事業を軸に、シェアオフィス・コワーキングスペース・レンタルスペースを手掛けるプロパティマネジメントも新たに始めました。また 、2020 年には一般社団法人 PHOENIX LAB を設立し、コロナ禍で休校中の小学生が集まって様々なことを経験できるフリースクールを開講して保護者をサポートするなど、地域社会のために活動してきました。

――  仕事をする上で大切にしていることや、こだわりはありますか?  
PHOENIX ACADEMYでは「利他の精神」を大切にし、人のためになることを率先して考え、すぐ行動に移すことを常に心がけています。また、やってみたいことはとりあえず失敗を恐れずチャレンジしてみることにしています。経営とはトライ&エラーの連続で、失敗も経験として大切な自分の資産になると信じています。今後、社会貢献活動の結果が会社の利益にも繋がっていくような、従来とは逆のビジネスモデルを実現にしていきたいと思っています。

――  この仕事をしていて嬉しかったことはなんですか?  
また悲しかった辛かったことはありますか?  
コロナで緊急事態宣言がはじめて出た時に、保育園に子どもを預けられず仕事に行けない多数の保護者が困っていました。また、従業員が来られない会社の経営者も大変だと、同じ経営者として強く感じましたので、思い切ってオフィスの一部を開放し、子どもたちを無料で預かることにしました。すると、たくさんのボランティア講師が出前レッスンに来てくれました。私も英語レッスンをしました。預けていただいた、保護者から「本当に助かりました!」「いろいろなことを経験させていただきありがとうございました!」などと感謝のお言葉を多数いただけたことが一番嬉しかったことですね。
一番辛かったことは、2020 年にPHOENIX ACADEMYを法人化にしたのですが、その直後にコロナ禍になり、売上 0 の状態にまでなったことです。そして事業を続けるべきか辞めるべきか悩んでいる頃に、このビルの他の入居事業者が退居し、思い切ってこのビルをまるごと借りてマネジメントするという新事業に踏み切りました。さらにビルの1階を綺麗に改装して、できる限りバリアフリーなシェアオフィスとコワーキングスペースに改装し、車椅子の方でも利用できるようにしました、現在は教育事業との二本柱で、少しずつ挽回していっているという状況です。

――  いろいろな事業をされる中でのビジョン(目標)を教えてください。
PHOENIX ACADEMYの事業活動をとおして地域経済の活性化に貢献し、子どもから大人まで、またハンディキャップの有無を問わず、ダイバーシティに富んだすべての人が理解し、助け合える持続可能なまちづくりのために一端を担うことのできる企業になることです。

――  ハワイアンリトミック教室とはどのようなことをするのですか?  
またどういった方が利用されるのですか?  
ハワイアンリトミックは、保育士の資格も持つ講師のもと、かわいい衣装を着て、親子で音楽にあわせたダンスをしたり、工作をしたりします。外国の文化にも触れることができる、とても人気のレッスンです。 今後は、英語レッスンとのコラボも検討しています。

――  今、特に力を入れている事はありますか?  
PHOENIX ACADEMYの一階のスペースを、スポーツテックのオープンイノベーションの場にするために活動しています。スポーツテックとは、スポーツとテクノロジーをかけ合わせた造語で、例えばeスポーツ、ライブストリーミングプラットフォーム、ウェアラブルトレーニングなどがあてはまります。このような技術を提供している国内外のスタートアップを企業、行政機関、スポーツ大会運営者などとマッチングして、その技術やサービスをローカルサービスに導入して新たなスポーツの価値を見出し、スポーツをとおした地域経済活性化に貢献したいと思っています。また、弊社にて女性起業家によるビジネスプランコンテストや交流会を定期的に開催しています。まだまだ日本の女性の社会進出は遅れていると感じていますので、このようなイベントを機に、一歩踏み出す女性起業家仲間が増えていくと嬉しいです。

――  新型コロナウイルスの影響はありますか?  
来客型のビジネスのため、とても影響を受けました。オンラインに切り替えることのできたサービスもありましたが、オンラインが苦手な方もいるため、なかなか以前の状態にすぐ戻るというわけにはいきません。しかし、オンラインも良いところがたくさんありますので、今後はうまく使い分けて行きたいと思っています。また、ウィズコロナやアフターコロナに備えて事業の柱を増やすために、プロパティマネジメントを始めました。世の中がリモートになったことで、コワーキングスペースやシェアオフィスの需要は伸びています。自宅では中々仕事がしづらい方などがサードプレイスとして、こちらを活用されています。

――  堺市で事業を行ってきた会社として今の堺市をどう思いますか?  
堺市は、施設の建設など、ハード面は充実しているものの、ソフト面の整備が遅れていると感じます。例えばスポーツ施設ですね。最近でも新しいスタジアムが出来ましたが、まだ浸透していないですし、市民にとってのメリットもあまり感じられません。今後は官民が一体となって、もっと地域経済を活性化できるような、市民を巻き込んだ取り組みをする必要があります。そういった想いから私達は、オープンイノベーションの場を作って新たなサービスや文化を生み出し、世の中に発信していきたいと考えています。今後は、モノづくりとコトづくりとの両立が大切ですね。

――  SDGs についてどのようにお考えですか?  
また何か取り組みは行っていますか?  
まずはスクールとして「4.質の高い教育をみんなに」です。次に一般社団法人PHOENIX LAB の活動で「スポーツをとおしたまちづくり」や「障がい者スポーツの普及活動」を推進していますので「3.すべての人に健康と福祉を」です。また、これから起業を考えている方の創業サポートを行っているのですが、「5.ジェンダー平等を実現しよう」を実現するために、特に女性起業家のサポートに力を入れています。そして、起業を増やし、雇用を創出することで「8.働きがいも経済成長も」を実現していきます。これらの目標を通じて、持続的に「11.住み続けられるまちづくりを」のために貢献していきます。

――  10年後の目標をお聞かせください。  
日本で最もダイバーシティーに富んだコミュニティスペースを運営し、堺市のスポーツをとおしたまちづくりに積極的に関わり、地域社会に貢献している企業として知られていることです。将来的には、その経験とノウハウを福岡に持って帰り、地元のまちづくりにも寄与したいです。

株式会社PHOENIX ACADEMY
〒590-0026 堺市堺区向陵西町四丁6番12号 アミソービル
http://www.osakastartuppark.com

制作の流れ

ご注文の流れ

打合から完成まで、全ての項目に納得いただけるようご対応いたします。

会社概要

ABOUT US

独自の戦略を提案し、堺商人たちの魅力を最大限に引き出し、
未来を見据えた持続可能な企業経営のサポートを目的とする、
中小企業専門のデザイン会社です。

お問い合わせ

CONTACT US

お客様の目的とご予算に応じて、より効果的な戦略をご提案します。
また、印刷や折込のみや、看板の施工もご注文も頂けますので
気軽にご相談ください。

経営者インタビュー 先週企業の強みを引出し長期経営に導くデザイン