〈エスビジョンエンタープライズ〉取締役 副社長 山本 一

――事業の具体的な内容をお聞かせください。
エスビジョンエンタープライズでは、大きくは2つあります。1つは屋外広告業です。平たく言えば看板屋さんです。もう1つはリユース事業、いわゆるリサイクルショップです。これは種別もいろいろありますが、エスビジョンエンタープライズの場合、買い取り専門店という部類になります。一部、店舗に展示はしていますが、基本的には売りに来て頂くお店です。これを堺市の福田と三国に2店舗。そして京都にも2店舗出店しています。また、お客様のご自宅に出張し、買い取りに行く出張サービスも行っています。この事業は不況に強いんです。みなさんから売っていただいた品を、インターネットやYahoo!オークション等で販売させて頂いたり、例えば金属等は専門の業者さんに販売させて頂いたり、売り先がいくつもあるんです。いくつも持っているという部分が、会社の強みなんです。高く売ることにより、少しでも高くお客さんに売って頂けるのです。事業は今は、この2つをやっています。かつては色々やりました。大型の焼き肉店や女性専用のフォットネス、インターネット販売等、色んなことに挑戦しました。色んな経験した結果、今のところに行きついた形ですね。まあ、失敗も多いですよ。ユニクロの柳井会長は、事業を100個失敗したといってましたね。100個で1個成功したらいいと。それが今のユニクロです。結局、私もそうなんですが、自分たちの会社の一番の強みは、人・物・資金の中で、どの事業が一番ぴったりくるか、それが行きついたところが、これだったんです。そういう事業が残っている、そういう事業は不況下でも強いということを今、実感しますね。

――事業のコンセプトについてお聞かせ下さい。
屋外広告業の場合、実は3つのセオリーがありまして、大手の会社は、全てそのセオリー通り作っています。船井総研という日本では有数のコンサル会社等も、そのノウハウで看板を作っています。だから我々は徹底的にその3つのセオリーを勉強し研究しました。だけどそのセオリーは個人の方は知りません。すごくハンディじゃないですか。我々のコンセプトは、そんなお客さんに対して、大手のノウハウを取り入れて看板を作ると、必ず繁盛するお店を作れます。大手じゃないけれど、大手と同じようなノウハウをすべて、お客様に提供します。例えば料理をする人は、料理を勉強されますが、店舗のことは無頓着な人が多いじゃないですか、、そういうミスマッチが非常に多く、そういうミスマッチを我々が改善できるところに、我々の勝機があると考えています。看板を、ただ作るだけじゃなくて、店舗改善や経営の話をさせて頂くこともあります。例えば初期投資をできるだけ抑え、ランニングに資金をとって置いといた方がいい。というふうに何よりもまずは、お客さんの利益を考えた提案をすることが一番と考えています。

――この会社の自慢できるところはどこですか
人に恵まれているということですね。社員間の仲が良く、一生懸命に働いてくれるんですよ。パートさんもそうです。以前、社員アンケートをしたことがあるんですが、休みもシフト制で組んでいるので、結構働きやすい環境のようです。昔は私どもも非常に厳しくやっていた時期がありましたが、今はもう、そんなこともなく風通しの良い会社ですよ。だから、離職も本当に少なくなりました。社員も自分の友達を入れてくれるんですよ。また以前、インターンシップという制度でアルバイトさせて何ヶ月か見てあげてほしいという依頼が国からあったのですが、そこからも3人位社員になってますよ。また、従業員に正直に決算書を見せます。この状況だから頑張りやと。目標は厳しくやってますが、皆、ほぼクリヤーしてくれます。6月決算だったのですが目標よりプラスでした。

――気をつけていることはなんですか?
看板事業は、スピードです。「その日に行けるんであればその日に行け」、です。なんせスピードが大事です。リユース事業は、お客様に笑顔で帰ってもらうことをコンセプトにしてますので、これを実現するには、初期は、まずスピードです。そこからは、きっちりと丁寧に対応することと、アフターフォローを大切にすることです。

――今、特に力を入れている事はありますか?
「お客様のお宅へ買取り出張に行く」、この強化です。そのためにはホームページ等からの問い合わせを増やすことを強化することですね。また、堺からの問い合わせは比較的に多いのですが、市内からの問い合わせが少ないことが分析で分かったので、そのためにもホームページからの問い合わせを増やすための強化が必要だと考えています。それと会社として、もう一つの柱を作る。リユース事業・屋外広告業ともう1つ作り、3本にしたいと考えています。。事業を1つで深堀するというのも大事なんですが、企業は強いものが生き残るのではなく、変化できるものが生き残ると言うように、結局新しい事も取り入れていかないと、会社としてそんなに成長しないんですよね。新しいことをすると、新しい人も増え、新しいものの考え方、見方も出てきますし、それを絶えず取り入れていかないと成長しません。もう1本の柱についての具体案は持っていますが、6月決算だったので今は非常に忙しいく、落ち着いたらじっくり検討してみよう思っています。

――コロナの影響はありますか?  
影響は去年ありましたね。4・5・6月というのは本来、屋外広告業の稼ぎ時なんですが、その時が全くだめでしたね。それはキツかったですよ。あと、リユース事業には、市場があります。市場というのは、いわゆる一般の方ではなくて、リユース事業者の方が買いにくるような、例えば宝石商の方など、そういう方達が集まって、当社が買い取った品物をそこに出すのです。そうするとセリをしてくれるので値があがるんです。それがコロナで一切開催できなかった。ということは、当社がせっかく買った品物が、高く売れるはずの所で売れないので、それなりの値段でしか卸せなかったし、換金もできなかったので、売り上げは下がりました。しかし、これは仕方ないです。これはもう当社の力ではどうしようもないですから。当社の力で出来ることは、時短しながらですが店舗を開け続ける。また、ちょっとした事にも直ぐに動いたり、あるいは次の施策、ホームページやネットに力を入れたり、ということです。それだけを、やれということです。いろんな困難があるけれど、分けて考えないと。自分の力で何とか出来ることは、何とか出来るのですよ。そうではないことは捨てる・切り替えるのです。また、事務所の大改装をしました。壁紙・床など自分たちで工事しました。こういう時は気分を変えたらいいんですよ。大改装して大変綺麗になりました。もう見違えるぐらいですよ。そういう事をやると、また一体感がでてきて面白いですよ。それと、時短営業したんです。7時だったのを6時に閉めたんですが、売り上げは変わらなかったのです。なので、もうこのままの時間帯でよいのでは、ということになり、社員は喜びました。そんなこともありました。

――堺市で事業を行っている会社として堺市をどう思いますか
特に不満とか要望とかというものは無いですね。すごく便利がよく、阪神高速あり、電車の便もよく、社員も楽ですし、ここの大家さんもいい条件で貸して下さっていて助かっています。堺市は仕事をする上でも、生活をする上でも良い市と思っています。

―― SDGsについて何か取り組まれていますか?
SDGsについては、あまり詳しくは知りませんが、私は倫理法人会に入会しておりまして、倫理法人会は、もともと地球倫理推進といって、今でいうエコ活動を提唱してます。そして、そういうことをきちんとやってる企業さんを表彰してます。間接的にそのような社会貢献を勉強しながらが出来てると思います。この倫理法人会の活動とSDGsの趣旨は、非常に近いのではと思っています。

――十年後の目標を教えて下さい
エスビジョンエンタープライズの経営基盤の安定した強い会社にするまでは自分でやろうと思っています。会社でいえば有事の際、1年、いや2年位は従業員に給料が払えるように自己資金を蓄えておきたいという気持ちがあります。大地震はかならず来るでしょう。そうすると社会は大混乱し、かなり広域になることが予測されますので、その時につぶれない、しっかりとした会社にしておかなければと思っています。そのためにも自己資金を持っておかなければと思っています。大きな災害があった時に、社員を守るのは会社しかないじゃないですか?だから「持っとかんとあかん、誰も守ってくれないから」と、私は社員に言っています。

株式会社エスビジョン エンタープライズ(本社)
〒591-8037 堺市北区百舌鳥赤畑町1-34-8
http://www.svision-e.com

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